「・・・・・・。」
 「・・・あ、ちょ・・・グラヴィティ・・・?」

















伸ばした指先が、サラサラとした髪に差し入れられる。
いきなり頭に触られ、 は驚いて横を見た。
見えたのは、さっきまで後ろで昼寝をしていたグラヴィティのズボン。
顔を上げると、相変わらず不機嫌な顔が・・・真っ直ぐ自分を見下ろしていた。
いつもと違うのは、赤いサラシがキッチリ巻かれた手が、 の頭に触れていること。

いきなり触られたことよりも、グラヴィティが自分に触れてきたことに、 は驚いた。

この鉄塔で初めて会ったあの日から、もうどれくらい経つのだろう。
あれからちょくちょくこの場所を訪ねるようになった に、目の前の青年・・・グラヴィティは、けしていい顔はしなかった。
機嫌が悪いときは、お得意の重力操作で、折れた鉄骨を頭スレスレに投げつけられたこともある。
機嫌がいいときだって、ごはんやお菓子でつらないと、上の方から降りてきてくれない。
それこそ、こっちから話しかけなければ、目も合わせてくれなかったのに。

そんな彼が、今、鉄骨に座っている自分を真っ直ぐ見下ろし、髪に触れてきているのだ。



「グラヴィティ?」



呆気にとられて、という表現がぴったりな様子で、 はもう一度彼の名前を呼んだ。
たまに の家に来るアーミィと彼は知り合いらしく、
つぶやく彼の名前も、彼の口からではなく、アーミィに教えてもらったものだった。
グラヴィティはというと、 の声には答えず、
ただただ無言で立ち尽くし、そっと・・・それこそ気味が悪いくらいそっと、 の頭を撫でている。


「・・・・・・・。」
「ッ・・・」


する、と。
指が降りて来て、節くれだった大きな手が、 の片頬を包み込む。
触れられた掌から、グラヴィティの体温を感じ・・・ の心臓が、トクンと小さな音を立てて飛び上がった。






に触るな。」






鉄塔に、幼いが凛とした声が響く。
驚いて振り返った の目に、3本の長いトゲがついているヘルメットを被った少年の姿が飛び込んできた。
アーミィだ。


「びっくりした・・・!
 もー・・・驚かさないでよアーミィ・・・集会所の人かと思った・・・」


立ち上がり、ほっと胸を撫で下ろす とは対称的に、てくてくと歩いてくるアーミィは不機嫌の色を隠さない。


「驚かさないでほしいのはこっちだ。
 ここが立ち入り禁止なのは知ってるんだろ。」
「・・・まぁ・・・うん・・・。そうらしいね・・・」
「なんで がグラヴィティのことを知ってるのかと思ったら・・・こういうことだったのか。
 危ないからそいつには近寄るなって言っただ・・・」


そう言いかけたアーミィの目が、小さく見開かれる。
も、首筋になにか冷たいものを感じて振り返った。

ひゅ、と音を立てて、何かが真横を通り過ぎる。
振り返った先に居るのはグラヴィティ・・・横を通り過ぎたと思ったのは、彼の拳だった。


「ッぐぁ!!!!」


ガァンッ!!と音を立てて、アーミィの体が一番大きな鉄骨へ叩きつけられる。


「アーミィ!!!!!」


悲鳴に近い声で、 は叫んだ。
突然の攻撃に、防御が間に合わなかったらしく・・・口の端から血が出ているのが分かる。
それでも、左手の甲でグィッと血をぬぐい、アーミィはゆっくりと立ち上がった。
いつの間にか右手に握られた短銃が、鈍い光を放っている。


「・・・やってくれたな・・・!」

「ちょっ・・・ちょっと待ってよアーミィ!!!落ち着いて!!!」


臨戦態勢をとるアーミィに、 は必死で待ったをかけた。
片手をアーミィに向けて伸ばしたまま、後ろにいるグラヴィティに顔を向ける。


「グラヴィティ!!やめて!!なんてことするの!!!」
「・・・・・・。」
「・・・ッ・・・!」


振り返った は、息を呑んだ。
グラヴィティは、笑っていたのだ。
つり上がった目を細め、唇を薄く開き、口の端を持ち上げて・・・。





「・・・やっぱ、「こっち」のほうが気が楽だ。」





初めて見せた笑顔を崩さないまま、つぶやく彼に・・・ は心臓がぎゅうと握り締められたような感覚に囚われた。
途端、後ろにグッ!と引っ張られ、体がバランスを失う。


「ぅわっ!!!」


不安定だったのは一瞬で、もう次の瞬間には足が床についていた。
アーミィが、 を抱えてグラヴィティから離させたのだ。
グラヴィティはというと、特に気にする様子も無く、さっきの場所に立ったまま・・・アーミィと を見ている。


「どうしちゃったの・・・なんで、こんな突然・・・」
「お前があいつをどう見てたのか知らないが・・・グラヴィティはああいう男だ。」
「そんな!!だって、こんなこと今まで一度もなかった!!」
「オレに言わせりゃ、そっちの話の方が疑わしい・・・。
 いや、そんなことよりも、早くこっから離れろ。」


背中に を庇うようにして立つアーミィは、グラヴィティから目を離さないまま、淡々と言葉をつむいだ。


「ユーズかセムを呼んで来い。この鉄塔が倒れる前に。」
「ちょっと待って!!いい加減にしてよ2人とも!!!喧嘩なんかしないで!!!
 もとはと言えばグラヴィティ!!あなたが――」

「・・・俺以外のヤツと居るときは、本当によく喋るよな、お前。」

「・・・・・・・!!」
「危ない!!」


声と共に、肩をドンッ!と突き飛ばされる。驚くまもなく、背中が固い床にしたたかに打ちつけられた。
バキッ・・・という鈍い音。
体を起こすと、さっきまで居た場所の鉄板にクレーターのようなあとがついている。


「話、長ぇな。いつまで待ってりゃいいわけ?」


ニタリ。
まさにそんな言葉がピッタリくる様子で、クレーターの少し後ろに立っているグラヴィティ。
その目に、 の心臓が苦しさと少しの切なさに・・・疼く。
いつもどこか遠くを見つめている彼と、同一人物とは思えないほど、グラヴィティの目は冷たかった。
アーミィはチッ!と舌打ちしたあと、呆然と座り込んでいる を無理矢理立たせ、階段のあるほうへ突き飛ばす。


「行け!!早く!!!」


の返事を待たず、アーミィはグラヴィティに向かって床を蹴った。
アーミィの声を背中で聞きながら、もつれる足を前へと出す。

なんで、どうして。

響く銃声。鉄骨が折れ、変形する音。
よろけて転びかけるが、なんとか手で支えてもう一度体を起こす。
前をよく確認しないで走り出した は、ばふっ!となにかにぶつかった。


「わ!!」
「おっと!!」


ぶつかった相手は、またバランスを崩した の体を、半分抱えるようにして支える。


「ッ!?」
「全く・・・目を離すとろくなことにならないのは、ちいさい頃からちっとも変わらないな、 。」
「セ・・・セムさん!!?」


オリーブグリーンのカッターシャツに、ダークグレイジャケット。
上から降ってきた低くて柔らかい声音を、 が聞き間違えるはずはない。
そこに立っていたのは、近所で裁縫屋を営んでいる兄妹の兄、セムだった。


「な、な、な、なんでここにいるの!?」
「それはこっちの台詞だ。」
「うっ・・・」
「まぁ、詳しい話は後で聞くとして・・・まずはあの2人に大人しくなってもらおうか。」


わたわたと無意味に両手を動かし慌てふためく に、
セムは大きなため息をつきながら言った。







「ヒャはッ!!!!!!」


大きい破片も小さい破片も、グラヴィティが指を振れば弾丸の速さを手に入れ、
容赦なくアーミィに襲い掛かる。


「チッ・・・!」


小さい破片は避け、大きな破片を足がかりに、アーミィは軽やかに宙を舞う。
場所が場所なので爆弾は使えない。
手持ちの武器で使えるのは、両手に持った小銃のみだった。
むやみやたらに撃っても、重力を従えるグラヴィティには通用しない。
逆に、彼に新しく破片を与えてしまうだけだ。


「どうしたアーミィ!!らしくねぇな!!手榴弾は!?設置爆弾はどうした!?
 家に忘れてきたか!?ハッハ!!!」


鉄塔が壊れないように計算しながら動いているアーミィとは逆に、
グラヴィティはご機嫌な様子で悪口を叩く。
わずかに隙ができたのを、アーミィは見逃さなかった。


「お前こそ、らしくないなグラヴィティ。」


片方の銃をおとりに、グラヴィティの気がそちらに向いた瞬間、
アーミィはグラヴィティの背後に降り立ち、首の後ろにジャックナイフを突きつけた。


「ッ!!?」
「攻撃にキレがない。その気なら、破片じゃなくて鉄骨の2本や3本引っぺがして使うだろ。
 ・・・ がいるから手加減してるのか?」


という単語に、グラヴィティの肩がピクリと反応したのを、アーミィは見逃さなかった。
瞬間、グラヴィティの体の回りを取り囲んでいる力が、爆発するように強まる。
アーミィは抗わず、風に乗るようにしてグラヴィティから離れた。


「・・・・・・。」


口元を引き締め、自分をにらみつけるグラヴィティに、アーミィは正直驚いた。


(え・・・まさか、図星・・・?;;)






「・・・2人とも、その辺にしておけ。」


2人が止まったのを見計らったように、横から声がかけられる。


「・・・セム・・・」
「あァ?てめぇいつからそこに立ってやがった?」
「君たちが元気に遊び始める、ちょっと前くらいからかな。」


ほ、と小さく息を吐くアーミィと、不機嫌そうに顔をしかめるグラヴィティ。
セムの横に立っている は、心配そうに3人の男の顔を見比べている。


「俺たちが殴り合おうと殺し合おうと、てめぇには関係ねぇだろ。すっこんでろ。」
「・・・確かに、直接俺には関係ない。」


グラヴィティの言葉を特に気にした様子も無く、
セムはそう言いながらジャケットの内ポケットに手を突っ込んだ。
取り出したのは、手の平に乗る大きさの小さな機械。


「君たちに用があるのは、俺じゃなくて彼だ。」


ヴン・・・と音を立てて、小さな機械から空中に映し出される、10センチ四方の小さな画面。
すぐに、カタカタと打ち込まれるように英字が表示されていくのを見ながら、
は言いようも無い不安を感じ始めていた。

どうしてセムさんはここに来たんだろう。
なんでグラヴィティとアーミィのことを知っているんだろう。
2人も、セムさんのことを知っているみたいだし。
いったい、この3人、何者なの?




『夢見が悪かったみたいだね、グラヴィティ。』




画面から、電子フィルターにかかったような音声が送られてくる。・・・若い男の声だ。
グラヴィティは眉をひそめる。声の主は、グラヴィティもよく知っている相手だった。


「・・・エレクトロ・・・てめぇ・・・」
『ああゴメン、君がゴネるのをゆっくり聞いてるヒマはないんだ。
 なんで分かったのかって?この小型PC、僕の目とほぼ同じ機能がついてるから・・・
 といえば、納得してくれる?』
「・・・・・・。」
『ごめんね。でも本当、ちょっと大変なことになってるんだ。』
「なにかあったのか・・・って、おい!グラヴィティ!!」


尋常ではない事態を感じ取ったアーミィが、セムの持っている小型PCに歩み寄ったのと反対に、
グラヴィティは3人に背を向け、階段があるほうとは反対の方向へ歩き出す。
アーミィが呼び止めるが、本人は無視を決め込み、鉄板の床の大きな亀裂から下へ飛び降りてしまった。


「・・・グラヴィティ・・・」


小さくつぶやいた の声は、届かない。


「あの馬鹿・・・。
 おいエレクトロ、追っかけるか?」
『いいよ、大丈夫。連絡くらいすぐつくよ。』


イライラしながらそう言うアーミィに、「エレクトロ」と呼ばれた画面の向こうの声がやわらかく答える。
アーミィは分かったと言う代わりに、ヘルメットを被りなおした。
ピコン!と電子音がして、今度は の正面に向きあうように画面が開かれた。


『ええと・・・初めまして、 さん。』
「あ、はい、初めまして・・・どうして私の名前を?」
『大丈夫、君の個人情報はあくまで僕のデータベース内にあるもので、どこからか流出したものじゃない。
 そしてこれからも流出することはないから、安心して。僕が管理してる限り、悪用はさせないよ。』
「や、その、なんで私の個人情報が、エレクトロ?・・・さんの、データベースに入ってるんですか・・・(汗)」
『うーん・・・ユーズがアーミィを君に会わせたからかな。直接的なきっかけは。』

(・・・ユーズが・・・?)


グリーンの画面に表示されている「ELECTRO:TUNED」という文字を見つめながら、
はまた、胸のうちに不安が渦巻き始めるのを感じた。


『とにかく、君のことを僕が知っていることで、君が損をすることはなにもないから。
 今はそのことよりも、僕の質問に答えて欲しいんだ。』
「あ・・・はぁ・・・」
『グラヴィティに会うのは、今日で何回目?』
「え・・・そうですね、10回?くらいかな・・・」
『そっか・・・。グラヴィティは、君に何か言ってなかった?』
「・・・なにか・・・と言いますと・・・?」
『や、何も言ってないなら、それはそれでいいんだけど。』


なにか言うも何も、グラヴィティはいつも一人で鉄塔の上の方に座っているか、昼寝してるか、
の持ってきた食べ物に食いついてるか・・・


「・・・それじゃなかったら、あの重力を操る力で遊んでました。
 ぷかーって自分の体を浮かせたり、周りにある鉄骨ひん曲げたり・・・。
 グラヴィティがあんなに喋ってるのを見たのって、今日が始めてですよ。」
『そっかぁ・・・うん。わかった。君ってすごいんだね。』
「・・・は!?」


なんの脈絡もなく唐突に褒められて、思わず変な声が出てしまう。


『だって、グラヴィティが誰かに甘えてるの、僕初めて見たよ。』
「え・・・えぇえ!?グラヴィティが!?わ・・・私に!?いつ!!?どこで!?」
「・・・エレクトロ、お前何か知ってるだろ。夢見が悪かったって・・・どういうことだ?」


くすくすと小さく笑い声を上げる画面の主の爆弾発言に、 は慌てて記憶をたどりはじめる。
アーミィはというと、不機嫌そうにさっきの言葉について問いた。


『知ってるというほどでもないよ。
 前に一度、起きてすぐの彼に、何の理由も無く攻撃されたことがあってさ。
 あとから心拍数や発汗量、脳波パターンとか統計してみたんだけど、
 結果的に、あんまりよくない夢を見てたみたいってことくらいしか・・・答えが見つからなくて。
 まぁ、さっきのはちょっとカマかけてみたんだけど、どうやら当たりだったみたいだね。』

「・・・それじゃあ・・・。」


思わず、グラヴィティに触れられた頬に手をやる。
言われてみれば、あの時の彼はの目は、少し不安そうに・・・自分を捉えていたような気がする。


『まぁ、アーミィのこといきなり殴りつけたのも、その延長線だと思うよ。』
「ふむ・・・。 もそうだが、アーミィもなかなかモテるじゃないか。」
「撃つぞ。」


ジャキッ!と音を立てて銃口を向けるアーミィに、
セムは「まぁまぁ落ち着け」と、機械を持っていないほうの手を振った。


「そんなにゆっくりも話してられないんだろう?エレクトロ。」
『そう!そうなんだよ!!アーミィ、悪いんだけど・・・これから言うところへ、コレを持って今すぐ向かってほしいんだ。』
「分かった。」


エレクトロの言葉に短く返事をすると、アーミィはセムから機械を受け取った。


『じゃあ・・・ さん、僕はこれで。また会える日を楽しみにしてるよ。
 セム、 さんのこと・・・よろしくね。』
「・・・ああ。」
「え・・・あの、ちょっと」


なにか言いかけた に、アーミィはチラッと視線を投げかけたが、特に気にした様子も無く・・・
グラヴィティが降りていった亀裂に、同じように飛び込んでいってしまった。


「・・・・・・」
「・・・さて、帰ろうか。」


思わず伸ばした手を、所在なさげに降ろす。
そんな の肩をポンポンと叩き、セムは小さくため息をついた。
長い階段を下りている間も、 の頭の中は、立ち入り禁止の場所に何度も行っていたことを、
セムは怒るだろうなぁということよりも、
グラヴィティとアーミィ、エレクトロ・・・そしてセムの関係の方が気になっていた。


「・・・あの、セムさん・・・」


立ち止まり、前にいるセムに、恐る恐る話しかける。
セムは2、3段降りた後、 の方へゆっくり振り返った。


「・・・・・・いやその、あの・・・ええと・・・」


呼び止めたはいいものの、なんと言って話しかけたらいいのか・・・
セムの端正な顔がこちらを向き、下から真っ直ぐに見つめられているということだけでも、
ぐらいの年頃の娘がドキドキしてしまうのには、十分条件だというのに。


「・・・ 。」


結局、うつむいてもごもごと言葉を濁らせるしかできない様子の に、
セムはため息混じりに声をかけた。
が少し顔を上げると、体も半分くらいこちらに向けたセムが、バツが悪そうに頭をかいているのが分かる。


「ここで見たことや聞いたこと、グラヴィティやアーミィのこと、誰にも言わないでほしい。」
「・・・うん・・・。」
「それから、俺やユーズにも、なにも聞かないでほしい。」
「・・・・・・。」


2つ目の注意事項に対して、首を縦に振らない に、セムはもう一度ため息をついた。


「・・・もうここには来るな。」
「ッそんな!」
。」


思わず声をあげた だったが、強い声で名前を呼ばれ・・・口を閉じる。
辛そうにうつむく を、セムはしばらく見つめていたが、
小さく行くぞ、とつぶやき、また階段を降りはじめた。



「・・・・・・。」



一段と強く、風が吹き抜ける。
風は歩き出したセムと の髪の毛を揺らし、ワイヤーに絡まってごうごうと音を立てた。

振り返り、見上げた鉄塔には・・・もう誰もいない。






























































































グラ夢か!?これ!?(汗)
セムオチですか!?
っていうか、まさかこれで終わりとか!!?

・・・私もそう思いました(爆)
あのねーなんていうか・・・どこに重点をおいたらいいのか分からない。(爆)

・グラが見た夢は暗殺舞踏会の夢。(笑)
 →周りが全部「死」になる夢。それは自分が手を下したものであり、同時にそうではないものでもある。
  全部自分が支配している優越感に浸るが、ふと、そうした世界に夢主もいるんだったら、やっぱり殺すんだろうかとか思う。
  嫌だな、と思う。
  生きている以上、みんないつか死ぬんだから、俺が殺したって構わない。そういう俺だっていつか死ぬ。
  (だけど 、お前が死ぬのは嫌だ。)
  なんで嫌だって思うのかよく分かんなくて、どうしてこんなこと思うんだろうなぁ?とか思ったところで目覚め。
  とりあえず触ってみて、生きてること確認。
  なんで嫌だって思ったんだろうな?とか考えながらぼんやりしてたら、
  アーミィが来て、夢主と仲良さげに喋るから、ムカついて殴り。
  殴ってみたら、あの夢の爽快感?がよみがえってきて、
  生きるとか死ぬとかに思いをめぐらせるよりも、何も考えないで戦ってる方が気が楽でいいなぁって思った。
  そんなグラヴィティの心情。
  本人そういうこと全然しゃべらないから、彼がなに考えてるか、同じ場にいるキャラたちはちっとも理解できません。
  複雑だね・・・。


・セムとかユーズとか、DJ男連中は秘密工作員。
・アーミィとかグラヴィティとか、ムビキャラたちは先の戦争で造られた生物兵器。
・ここ以外にも、点々と瓦礫の島がある。
・DJキャラもムビキャラも、いろんなところに散らばって活動している。
・このあと、ユーズやセムが他の島に行くっていうのを盗み聞きした夢主は、荷物とかにこっそり潜り込んでついていく。
・全然普通の一般ピープルなのに、国家間の戦争のどうのこうのに巻き込まれる。
・グラヴィティをはじめ、ムビキャラ問題児たちになつかれる。
・そのおかげで組織に置いてもらえる。
・そのおかげで狙われたりもする。

・平均寿命が短いので、夢主の両親はすでに他界。
・兄弟がいるとしたら、エイリさんとかニクスとかデュエルがお兄さんになるかも。ならないかも。
・お兄さんは違う島に出稼ぎ(笑)に行ってるので、ユーズと一緒に暮らしている。
・でも、ユーズが家に居ることは少ないのでほぼ一人暮らし。
・組織に深く関わってしまったあとは、宝物のスケッチブックにみんなの絵を描いて過ごす。



そんな物語。
もうなんか誰オチでもいけそうですね。夜会話とかあったりして(笑)
アーミィと仲良くなったいきさつとかも気になりますね。
大怪我して帰ってきたのに、なにも聞かないで手当てだけしてくれたとか。
弐寺編のエレクトロは一人称「俺」ですが、夢エレは「僕」です。どっちも好きなので。
グラと仲良くなるには、大変な時間と労力が必要みたいです。
ヤキモチ妬いてるんですよーアレでも・・・。

っていうかホント、薄口醤油味ですな(汗)
全体的にもっと文章書かなくちゃいかんと思った。文章量少ない。
あと、夢小説読む側としては、もう少しイチャイチャしたいです(笑)
書く側としては、イチャイチャよりもその世界の空気?みたいなのを表現したい。
同じ世界・空間にいるリアリティ?みたいな?・・・・・・うおぉぉいすごいレベル高いこと要求してるぞ自分。

本当に、どうもお付き合いありがとうございました!
よろしかったら、ご意見ご感想などお寄せいただけると嬉しいです。